栃木県宇都宮を中心に外構工事、エクステリア工事をご提供しています。技術の高い職人による自社施工なので、低価格で納得いただける施工を心がけております。

コラム

インテリアサービスすずき|宇都宮の外構工事・エクステリア工事 > コラム > 外構工事 > 【外構工事に関する用語】クローズド外構とは?

【外構工事に関する用語】クローズド外構とは?

外構工事の計画を立てる際、「クローズド外構」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。これは、敷地全体を門や塀、フェンスなどで囲い、外部からの視線や侵入を遮るようにデザインされた外構スタイルを指します。プライバシーや防犯性を重視したい人々に人気のあるデザインで、日本では特に都市部や住宅密集地でよく見られる外構形式です。

本コラムでは、「クローズド外構」の意味や特徴、メリット・デメリット、さらに設計の際に押さえておきたいポイントについて詳しく解説します。

クローズド外構とは?

クローズド外構(closed-style exterior)は、敷地を門、塀、フェンスなどでしっかりと囲む外構デザインを指します。これにより、敷地内が完全または部分的に外部から見えにくい構造となるため、プライバシーや安全性の確保が可能です。

主な特徴

  • 門扉、塀、フェンスなどの境界構造物を設置して敷地を囲む。
  • 敷地内と道路との間に明確な区切りがある。
  • プライバシーを守るため、外部から内部がほとんど見えないデザイン。
  • 防犯性が高く、侵入者の目を防ぐ効果がある。

クローズド外構は、従来の日本の伝統的な住宅にも多く採用されており、近隣との適度な距離感を保ちながら、安心して暮らせる環境を提供するデザインとして高い評価を受けています。

クローズド外構のメリット

クローズド外構は、特定のニーズに応じた利点を持っており、多くの家庭で採用されています。以下ではその主なメリットを詳しく見ていきます。

プライバシーの確保

クローズド外構の最大の特徴は、プライバシーを確保できる点です。塀やフェンス、門扉を設置することで、外部から庭やリビングなどの内部空間が見えにくくなります。これにより、家族が安心して生活を楽しむことができます。

防犯性の向上

敷地をしっかりと囲む構造は、侵入者を物理的に遮る効果があります。特に高い塀や鍵付きの門扉を設置することで、外部からの侵入を大幅に抑制できます。また、不審者が敷地に入りにくい環境を作ることで、家族の安全を守る役割も果たします。

安心して庭を活用できる

外からの視線を気にすることなく庭で過ごせるため、プライベートガーデンや子どもの遊び場、バーベキュースペースなど、多様な使い方が可能です。庭での活動が周囲から干渉されないという利点があります。

騒音やホコリの遮断

塀やフェンスによって周囲の騒音やホコリを軽減することができます。特に、交通量の多い道路に面している場合や、住宅が密集している地域では、こうした遮音効果が快適な住環境を提供します。

高級感や重厚感を演出

門や塀、フェンスを使ったデザインは、外観に高級感や重厚感を与えることができます。特にレンガやタイルを使ったデザインや、アイアンゲートなどを採用した場合、家全体の印象を格調高いものにする効果があります。

クローズド外構のデメリット

一方で、クローズド外構にはいくつかのデメリットもあります。デザインを検討する際には、これらの点も考慮する必要があります。

コストが高い

塀や門扉などの構造物を設置するため、オープン外構と比べて施工費用が高くなる傾向があります。特に素材にこだわったり、装飾性の高いデザインを採用した場合には、さらに費用がかかることがあります。

閉塞感が生じることも

敷地を囲むことで視界が遮られ、開放感が失われる可能性があります。特に狭い土地の場合、クローズド外構は圧迫感を感じやすくなるため、設計には注意が必要です。

メンテナンスが必要

塀やフェンス、門扉などは定期的なメンテナンスが必要です。特に金属製の門扉や木製のフェンスなどは、経年劣化による錆や腐食、塗装の剥がれなどが発生するため、適切なケアが求められます。

コミュニティとの隔絶感

クローズド外構は外部と遮断されているため、周囲との交流が減少する可能性があります。近隣住民とのつながりを重視する人にとっては、ややデメリットに感じられるかもしれません。

クローズド外構を設計する際のポイント

クローズド外構のメリットを活かしながらデメリットを補うためには、設計の段階でいくつかのポイントを押さえることが重要です。

素材選びにこだわる

塀や門扉の素材は、家の外観やメンテナンスの手間に大きく影響します。例えば、レンガやコンクリートは耐久性が高く重厚感がある一方で、アイアンゲートは装飾性に優れ、モダンな印象を与えます。また、木製フェンスは自然な温かみを演出するのに適しています。

緑を取り入れる

閉塞感を軽減するために、塀やフェンスに植栽を取り入れる方法があります。例えば、つる植物を塀に這わせたり、庭に木を植えることで、自然の柔らかさを加えながらデザイン性を高めることができます。

防犯設備を強化する

防犯性をさらに高めるために、防犯カメラやセンサーライトを設置するのも効果的です。夜間には明るい照明を使い、敷地内の暗い部分を減らすことで、防犯対策が強化されます。

高さやデザインに配慮する

塀やフェンスの高さを工夫することで、閉塞感を軽減しつつプライバシーを確保することができます。完全に外部を遮るのではなく、部分的に視界を抜けるデザインを採用すると、圧迫感を感じにくくなります。

クローズド外構が適している住宅や環境

クローズド外構は、以下のような住宅や環境で特に適しています。

  • 住宅密集地:隣家との距離が近い場合、プライバシーを守るために有効です。
  • 交通量の多い道路沿い:車や歩行者の視線や騒音を遮るために効果的です。
  • 防犯性を重視する地域:治安に不安がある場合、外部からの侵入を防ぐ役割を果たします。

まとめ

クローズド外構は、プライバシーの確保や防犯性の向上を重視したい家庭にとって、非常に適した外構スタイルです。塀や門扉を使ったデザインは、住宅の外観に高級感や重厚感を与えるとともに、安心して暮らせる環境を提供します。

ただし、コストや閉塞感といったデメリットも存在するため、設計の際には素材選びやデザインに配慮し、緑を取り入れるなどの工夫を行うことが大切です。住宅の立地や住む人のライフスタイルに合わせた外構計画を立てることで、理想の住まいを実現することができます。

ご相談・お見積もり・お問い合わせの方

  • 028−647−1736
  • 打ち合わせから・施工・アフターフォローまで責任を持って担当いたします。
    自社施工のため、他社に負けない価格で納得の仕上がり。
    お気軽にご相談ください。

お問い合わせ 栃木県 宇都宮 さくら市 外構工事  CONTACT